by 川村元紀
  KAWAMURA motonori
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去年描いたもの
 
『こんにちはクラウドポップ』
21x21
キャンバス、アクリル絵具、インク

回る回る目印の先は闇

『回る回る目印の先は闇』
45x45x15
ハンガー、テープ

個展「SPACE/DEBRIS/CLOUD」
こちらではご案内が遅れました、個展やってますよ、今まさに。

http://kawamuramotonori.com/spacedebriscloud.html

2月の7日まで、月火は休廊です。
よろしくね。
俺が選ぶよ!この漫画がすごい2009
2009年おつかれさまでした。
あっという間の1年、色々反省すべき事は山ほどありますが、
ともあれ面白い漫画が今年もたくさん読めました。
と言う訳で、俺が選ぶ2009年ベスト漫画を紹介したいと思います!

ダララララララ、デン


Oyster「男爵校長DS」


「男爵校長」1、2巻、「男爵校長DS」1、2巻と4冊続けてお楽しみください。
(以下シリーズまとめて「男爵校長」で。)
「男爵校長」は所謂萌え4コマ漫画というジャンルにカテゴライズされる。
掲載誌をもえよん、まんがタウンオリジナル、コミックハイ!と点々としています。

一応wikipediaを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E7%88%B5%E6%A0%A1%E9%95%B7

さてでは、俺をここまで惹き付けた男爵校長の魅力とはなにか?
一言でまとめれば、「ハイレベルのバランス感覚」です。

まずはキャラクター。
男爵校長は萌え4コマギャグ漫画なので、当然女の子が可愛い。
パリっとしたデフォルメの絵柄は読みやすく、動きが生き生きしてる。
それぞれのキャラクターも特徴があって、背景がきちんと存在するから、
かわいらしい「萌え」だけでなく、ストーリーの深みがあり軽薄さを感じさせない。

ギャグも勢いのある独特のテンポが気持ちよく、飽きません。
ボケにボケを重ねるスタイルや、やけに貧乏日常的なネタも面白い。

日常4コマ漫画にも関わらず、ストーリーが面白いことも見逃せない。
一話一話にきちんとテーマがあり、キャラクターが成長していく様が描かれていく。
例えば後輩が弟子入りしてくる所から、弦音さんが「教える」事を学んでいく『長き肱の伸びしろ晒し』。
小夜子さんが夢の中から「世界」に語りかける『互いが御伽話でも』などはやけに哲学的だ。
そしてこれら一話一話が、だんだん1巻ごとの大きなストーリーに集約されていきます。
1巻では「DSとは何か?」2巻では「月彦さんの正体は?」といった大きな謎へ。

これらの、キャラクター、ギャグ、ストーリーが、同時に成り立っている、と言うのが凄い。
しかも半ページの4コマしかない漫画のほぼ全てで!
謎に迫るシリアスなシーンでも、ぎりぎりまで4コマの体裁としてのギャグが保たれている。

恐ろしいバランス感覚とクオリティーの高さ。
こんな漫画を続けていける事に敬服します。ボキャブラリーも豊富だし、作者はかなりの知識人、かつ頭の柔らかい方ではないかと。

現在男爵校長は「男爵校長High!」として連載中。
早く単行本でないかな。待ち遠しい!



オマケ
次点以下を一言付きで。

TAGRO「変ゼミ」
3巻が素晴らしい出来。変態から人間性に突っ込みつつ、あんな編では今までの話がひっくり返るサイコイリュージョン。びっくりした!すごい!
復刻版なんで今年じゃないけど、「宇宙賃貸サルガッ荘」もものすごく面白い。次巻が楽しみです。

福満しげゆき「僕の小規模な生活」
2巻が中だるみ?と思ってたんだけど、3巻はものすごく面白かった。コマの密度や内向的な思考回路がぎっしり詰まっていて良いです。
妻妊娠→出産という一大事も描かれているので出産漫画としても面白い。


どうしても印象に残ってるのは最近のになってしまう…
と言う訳でこんな感じで。
来年も面白い漫画がたくさんよめますよーに。
コエアノロア

『コエアノロア』

25x10x10
マスク、電球
大文字芋虫

『大文字芋虫』

歯ブラシ、レシート
18x5x10
4次元に留まる声

『4次元に留まる声』

10x5x5
スプーン、唐辛子
楽しい高次方程式

『楽しい高次方程式』

25x25x20
湯のみ、箸
寿命の星

『寿命の星』

3x3x5
氷、パイプ洗浄剤
第82番セーブポイント

『第82番セーブポイント』

25x25x10
ティッシュ、ガムテープ