by 川村元紀
  KAWAMURA motonori
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文学フリマ
12月5日
11:00開場〜17:00終了
大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホール
http://bunfree.net/

文学フリマとは、小説・詩集・評論など、文字系オンリーの同人誌即売会。
二次創作も多分OKぽいけど、ほとんどなかった気がする。

「終わりの会」発行の「モダン・ラヴ」という同人誌に漫画を書かせていただいた事や、twitterでフォローしているとりっくん氏の各評論なども手に入れたくてお出かけ。
twitter上でもかなり話題に上がっていたイベントだったので、興味がわいていたと言うのも一つ。

入場料・カタログが無料なのが有り難い。

中は空き過ぎず混み過ぎず、適度な落ち着きがあって良い雰囲気。
ちらちら覗き歩いていると結構積極的に「見ていってください」といわれるのも、書き手のモチベーションの高さを伺わせて良かった。

「終わりの会」の「モダン・ラヴ」は、今回クラウド製本というかなり奇抜な試みをしている。
編集まで終えたデータを、製本希望者を募って配布、思い思いの製本・装丁をしてもらうというものだ。
一時はどうなる事かとw
しかしこれが大当たりというか、大笑い出来るくらい面白い試みとなった。
「終わりの会」ブースには見た目の違う「モダン・ラヴ」がずらり。
クリップ止めのワイルドな製本や、カバーがそのまま脚注ページになっているもの、省ページコンパクトな製本など、こんなにバージョンの違いが出るとは思わなかった。
一番笑ったのは電子書籍と称して、HDDに表紙を括りつけたもの(!)
「こちらが電子書籍HDDバージョンになります」\ゴトンッ/
製本のイメージを覆すその重量感。凄まじいインパクトだった。

購入物は、事前に予約していたとりっくんパック(「アニメルカ」「b1228」「筑波批評」「モダン・ラヴ」)、それから「アンディー・メンテ迷宮探索書」。
昔はwindowsのフリーゲームにだいぶハマっていたが、アンディーメンテはその世界観故にあまり手出しが出来なかったのだった。後学のため…と思い購入。
ちなみにサークルの方に、「winだと、すごいハマったのが…えーとなんだったかな。ツクールでドット絵が凄くて…」とまで言ったら
「サイコ・プラトーンとかですか?」って一発かよ。ヒント少ないのに凄い。戦慄した。
昔の俺も色んなものを探求していたけど、思考や批評できちんと研究にする、そう言う事をやっておけばよかった。とつくづく思う。

文字を綴る、ということに結構劣等感のある自分からすると、参加サークル全てに尊敬の念を抱かずにはいられない。
そしてこの規模、この深度。知らない世界広がり過ぎである。
大変貴重な経験になった。面白かった。また次回!
石黒正数「ネムルバカ」


「それでも町は廻っている」の石黒正数の1巻完結漫画。
石黒正数の魅力の一つが、小気味良いコマ回しのテンポだと思ってるんですが、
大学生日常モラトリアム漫画の今作ではそれがまた特に目立っている感じ。
緩やかな浮き沈みが淡々と綴られる、それがこんなに気持ちいい、ってのは本当にありがたい。
バイト先のうざい人も、深そうで浅い男も、どいつもこいつもちゃんと人間として
きちんと作られているし、絵にも隙がない、無駄なコマが無いですね。

しかしやはりこの漫画のキモは、鯨井先輩のロック魂。
鯨井先輩の日常も描かれているからこそ分かる、先輩の純粋さと勇気。
クライマックスは思わず涙ぐみました。
先輩!先輩・・・!先輩・・・!!!

それ町もネムルバカも良作だったので、石黒作品は集めないといけなくなりました。
ちゃんちゃん
Oyster「男爵校長High!」1巻


つ、遂に出た。男爵校長シリーズの最新刊。
(ただの)男爵校長、男爵校長DSに続いての実質5巻目。

Highのテーマが「冒険の準備」。アリカ達が3年生に進学して、
夏休みに海に行ったり、面談があったり、おお、時間が進むなあ。
とはいえ基本は日常4コマ、毎回アリカ達が何かに出会ったり悩んだりして成長して行くのが
本当に読んでいて愛おしい漫画ですね。
DSの最後で月彦さんの正体が分かったので、謎解きのような展開は無いのですが、
新しい妙な展開は様々。
一番謎なのは『少女→惑星探査』という漫画内アニメの存在。一話まるまる使って内容を紹介して、巻末にはおまけ漫画付き。2巻でも何かしら絡みがあるのかな。
それから最後に出た、アリカのお母さんの喫茶店復活の話。アリカの幼少期の思い出の場所でもあるし、月彦さんとの関わりも深い場所だし、何か話が展開されそうです。

1巻は「春」と「夏」編、と書かれているのですが、てことは2巻の「秋」「冬」で終わってしまうのだろうか。
こんな魅力的なキャラクター達があと少ししか見られないかもしれないなんて勿体ない…!
進路の話もまだあまり出て来てないし、あせって終わらせないで、ゆっくりとそれぞれの生き方を描いてほしいですね。

ところで面談の話はやり過ぎだろ!ってくらいOysterキャラが出て来てビビりました。
スズシロが見れて嬉しい。
オタクコミュニティ論
twitterでのオタク論まとめ。
++++++++++++++++++

その昔、自分はオタクだ、と表明する事は一種の自殺だった。
オタクはイコールキモい、話が合わない、暗い、変態、危ない、そういったものの代名詞だったからだ。
自殺した者同士が死後の世界でドロドロと仲良くやる、生者は決して立ち入ってこない、そういう棲み分けができていた。
だけど最近になって、アニメ・ゲーム・マンガなどのサブカルチャーのメジャー化が進み、いわば生者が死後の世界にどかどかと遊びにくるようになった、なんだ、死後の世界も楽しいじゃん、なんて言ったりして。
そうして、オタクという言葉は消えた。

結局、オタクというのはサブカルチャーに傾倒している人を指すのではなく、ある種のコミュニティを指す言葉だったのだ。
それから、DQNとかリア充、非リア、非モテ、ニート、いろんな言葉がコミュニティ分けに使われて来たけども、未だぴたりと定着する言葉は発見されてないような気がする。それは、コミュニティ分けの問題を、各人の属性から考えてしまっているせいだ。
オタク趣味だから、コミュニケーションが取れないから、モテないから、そのコミュニティに属しているのではなく、そのコミュニティに属している人間に、たまたまそう言う属性を持った人が多い、と。

ちなみに個人的には、アメリカのジョックスとナードの概念を導入するのが面白いと思う。ジョックスとナードにも属性の概念はあるが、まあ、英語なので日本人が使う場合、その属性的な意味は都合良く薄れてくれるのではないか。
この概念が便利なのは、「クラス内ヒエラルキー」として各コミュニティが可視化されているから。

wikipedia-ジョックを参考 http://ow.ly/2MFtD

初めてこのヒエラルキーの図を見た時はびっくりした。高校〜大学とあれだけ友人に話しても通じなかった話が、アメリカでは広く受け入れられて図解されている。

ともかく、ヒエラルキー図を日本なりにアレンジする必要があったり、ヒエラルキーを可視化してカテゴリ分けする事が道徳的にどうかということは置いておいても、今の混迷するコミュニティ分け用語の乱立には、有効なのではないか。


・・・この図に俺を無理矢理当てはめるとしたら、ギークの上の方か、メッセンジャー辺りかなあ…と思ったが、案外「不良・不思議少女」辺りなのかもしれない。・・・・・・・というお話。了


この話の最中にお勧めされた映画。リンク先で見られるジャケット絵はまさにベタなアメリカ的ヒエラルキー。参考まで。

アサヒビールオクトーバーフェスト
9月17日、日比谷公園で行われた「アサヒビールオクトーバーフェスト」に行って来た。
http://www.oktoberfest.jp/

twitterを通して金沢で数回お会いした方が東京に来られるということで。
引っ越し前にご挨拶飲みできなかったことが心残りだったので、会えて良かった。
元気そう、というかビールフェスタの為に東京に来たらしく、その情熱にびびる。
翌日もビールフェスタに行ったようだ。凄いなー。

ちなみに俺は良く確認せず語感だけで集合場所を覚えていたせいで、日比谷公園と代々木公園を間違えた上、代々木公園の最寄り駅が代々木駅でないと言う事に改札を出てから気づき、絶望しながら代々木〜原宿間をてくてく歩いて、代々木公園の何処だろうと思いながら人の流れに付いていったらバスケットボールの試合会場に着いてしまい途方に暮れきった所で場所を間違えている事に気づいて泣きながら日比谷公園に向かった。
「々」の字が一緒だから間違えやすいんだ、東京のバカ!と大都会を呪ったがよくよく考えたら日比谷には「々」の字は無かったのでその夜は枕を濡らした。

会場は人で一杯で、ビールを買うために長蛇の列が出来ている状態。
アサヒビールの販促も兼ねているだろうから多少は安いのではと踏んでいたが全く安くなかったぞ。

一緒に飲んだ皆さんとは金沢の方を覗き全員初対面で、一体何繋がりの会なのかと思ったが、まあ普通にtwitter会であった。
twitter恐ろしい。知らないクラスタ多すぎる。
あまり沢山お話しできなかったような感じだが、そこはそれ、我々は旨いビールとたまに流れる乾杯の歌で盛り上がり、他の集団を寄せつけない独特のオーラで団結していた。
その異様なオーラ故、隣のOL二人組からは
「皆さん、何の集まりなんですか?」
「twitterです!」
「あー、ドラマの…」
「いや、あれはちょっと…」
「本当にあるんですね〜」
「いや、あれは…」
「凄いな〜」
「いや…」
「ドラマ頑張ってくださいね〜(スタコラ」
といった微笑ましいやり取りが交わされた。

何はともあれ、あれだけの大人数が野外で飲み会をしていると言うのは面白い。
メインステージでは歌や踊りが催されていたようで、サラリーマンが狂ったように手を取り合って踊っていた。
次は自分も狂おう。
福満しげゆき「うちの妻ってどうでしょう?」3


途中まで書いてた感想がミスですっとんだので簡易版で…orz

いや、妻も可愛いし子供も出来たし漫画も売れてるし、絶好調の福満しげゆき、幸せオーラで漫画つまらなくなってないかな、と思ってたけど、まさかの驚きの全ページ面白くて驚愕した。参りました。
妻抱き枕出るらしいのは面白いけど、売れたら売れたで嫉妬に狂ったりしないんでしょうか。

そういえば、こないだお会いした人に福満しげゆきの最初期の漫画を見せてもらいましたが、あれも良かった、ロボと語り合ってるやつ。
ちなみに「生活」も好きなので、またストーリー漫画も読みたいです。

福満さん、ブログに書いとくと読みにくるらしい。オーイ
謎の引っ越し
謎の引っ越しを手伝った。謎です。とても謎です。
謎ですがお土産を沢山もらったので嬉しいです。
謎のお土産…謎のエロくない方向のフィギュア、謎の小さい鏡、謎の靴

謎の駅で待ち合わせし、謎の人物と合流し、謎の車を借りて、謎の家に着き、謎の荷物を運び出し、謎の車に積み込み、謎のお店でご飯を食べ、謎の道を走り、謎の新居に荷物を入れ、謎の睡眠を取り、謎の朝を迎えた。
謎だ。

謎の2010年は謎メンバー皆大変だったようで、俺も謎の混乱状態であるけども、謎の引っ越し主の謎2010年は本当に謎大変だったようだ。
謎引っ越しによって、残りの2010年を謎ながらも平穏に暮らせると良い。

個人的にビッグな衝撃だったのは、ざのっとふぁうんどを知っていた人が居た事だった。
俺の青春であり俺の人生に置ける影響力がヤバヤバだったが、俺以外に知っている人が誰一人として居ない、謎の謎サイトだったので、もはや幻影ではと思っていた。
ざのっとふぁうんどを知っていた謎さんにとっても、青春でありヤバヤバな影響があったようで、しかも俺より深い所に食い込んでいた。
あのヤバさについて共有できる実在の人物が居たと言う事で俺の青春が幻影ではなくいやある意味幻影だったという事で、感慨フルマックスと言った感じであった。

そうして俺は謎の感動と謎の腰の痛みと謎と謎と謎を抱えて謎な謎へと謎したのだった。
石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?
アイデア集。
しかし発想がメタメタで面白かった、成る程ね、と。
金獅子賞のニュースで腑に落ちない人はコレ見に来ればあー、ってなるんじゃないの。
http://www.shiseido.co.jp/gallery/exhibition/index.html
ディディエ・フィウザ・フォスティノ 「Agnosian Fields」
 メゾンエルメスで。

ディディエ・フィウザ・フォスティノはフランスの建築家、ググると横トリ2008の映像ブースを設計してたりする。
展示紹介文によると
パリなどを拠点に幅広い領域で活動するフォスティノが、「認識不可能な場」をテーマに、インスタレーションに音楽等を媒介させ、我々の認識の中にある「建 築」の消去を試みる。
だそう。
会場に昔のプラン集みたいのがあったんでちらちら読むと、「持ち運び解体組み立てが容易」「公共」「個人」「コミュニケーション」辺りのキーワードが出てくる。
組み立て式リングを公共の場に置いて、自由に闘わせてコミュニケーションさせるモジュールもあって、結構ロックなのか。

なんでこんな前置きがつらつら長いかと言うと、展示が結構分かりづらいので。

建築家を信用するな。

という声明文。
ノイズを発する妙な装置。椅子。椅子?。拡声器?。漫画絵。

唯一建築っぽい、黒い塊は椅子だそうなので、是非座ってみましょう。あれはなんかタイトルの思わせぶりなのと妙な座り心地が詩的で面白かった。

あの展示から何か具体的なメッセージを読み取るのは難しいけども、
あれが「建築家」の仕事だと言う事と、あの視点から建築が生まれているという事実、
石上純也の金獅子賞&同じ銀座の資生堂ギャラリーでやってる石上純也の展示、
この辺まとめて上空から俯瞰すると、みょわみょわーんとしますね。何だそれ。

http://www.tokyoartbeat.com/event/2010/32D6
都市と星
 都市と星にいってきました。
都市と星は8bitカヘで行われたDJ&ライブイベントです。

『都市と星』第十一回 http://stars.s2.fm/
2010年8月29日(日)19:30-23:30
at 新宿三丁目『8bit cafe』 http://8bitcafe.net/
入場料2,000円/ワンドリンク付き
というか俺はDJイベントに初めて行った。
8bitカヘも初めてだったが、レトロゲーが置いてあって遊べたりする、俺はカウンターに置いてあったロックマン発売記念の「ロックまんじゅう」がずっと気になっていた。
イベントが始まってからも片隅ではマリカーを遊んでるやつとか
ザンギエフで投げてる人らがいてそれはそれで良い雰囲気があった。

DJを初めて目の前で見て、この人らはどういう経緯でDJを始める事にしたのかとか
どういう気持ちで高い機材を最初に購入したのかとか考えていたりした。
ゲームボーイ使って演奏してたり、キーボードをまさにキーボードとして使ってるのが
恐ろしくかっこ良かった。
その昔、BM98というキーボードを激しくガッチャガチャさせる音ゲーにハマってたので
あれを思い出したけど、俺の音楽体験はあそこでとまってる!


スペサルゲストだという、不可思議くんというラップと言うかポエトリーリーディングな人が繰り出す言葉の勢いは凄かった。
くさい台詞に興味は無いと思ってたけど、物量が半端無い上に、全部暗記してるのかと思うとそのモチベーションと熱量とモチベーションとモチベに圧倒されるものがあった。
http://www.youtube.com/watch?v=OpwIBdVxsqA

と言う辺りがかっこいい都市と星で、終電が気になるチキン共はこの辺りで帰れアナウンス

建設中のプレイはヤバかった。
雑誌の記事や漫画の台詞からの即興朗読とDJが謎な絡み合いをする、全く無関係と思いきや妙な所でエクスタシーがシンクロするからヤバかった。
ベース弾いてた人のベースはあれ鳴ってたの?wwしかも途中で帰っていった。恐ろしすぎる。
最後の「これで俺も!アナルセックスが出来るー!!」という咆哮が、悲哀と間抜けさに満ちていて感動的だった…

http://stars.s2.fm/index.php

ところでツイッターのフォロワーさんと会った、のは最近多いのだけど、この日は漫画詳しすぎなえれくちんa.k.a.うなさんがいて完全に不意打ちを食らった。
というか最近行く先々でフォロワーの人がいるので、世界は俺のフォロワーで出来ているのではという錯覚に襲われそう。

あとツイッターで俺の言語感覚と集中力が壊れたので怖いよー
お疲れさmです!